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外壁塗装・外壁リフォームについて

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外壁塗装・外壁リフォームについて

外壁塗装と外壁リフォームの定義

「外壁塗装」と「外壁リフォーム」は、同じような言葉ですが実はまったく違うものです。

外壁塗装とは、外壁や屋根、そこに付帯する構造物への塗装のことです。
一方、外壁リフォームとは建物の寿命を長くすることを目指すもの。外壁塗装は外壁リフォームの中の手段にすぎず、外壁の下地、外壁材の材質・劣化状況を調査したうえで最適なメンテナンスを判断、行います。
劣化状況によっては塗装だけではメンテナンスできない場合も多々あり、そうした際には外壁材の張り替えや葺き替え、カバー工法などから住まいの状態に最適な工事を行います。

外壁の塗り替え時期に目安はある?

一般的に、外壁塗装は10年を目安に塗り替えるのが適切とされます。外壁に次のような症状が出ていませんか? 実はこれらは塗装の劣化で現れるのです。塗り替え時期を見極めるには、劣化で現れる症状を知っておくことが大切。そのほかにも気になる状態があれば、お気軽にご相談ください。

チョーキング現象

壁チョーキング現象

壁を触ると手に白い粉付着する場合があります。これは塗膜が劣化して現れる症状。塗り替えの時期とお考えください。

クラック現象

クラック現象

外壁にひび割れ(クラック)があると、そこから水が侵入して建材の劣化が早まります。また雨漏りの原因にもなるので注意が必要です。

コケ、カビ

コケ、カビ

塗膜の防水機能が低下すると、表面にコケやカビが発生することも。コケやカビには根があり、建材内部まで根が入ってしまうと劣化を早める原因になります。
ただの汚れ以上に厄介なコケやカビは、早めに塗り替えを検討するのがおすすめです。

目地のコーキングが劣化している

目地のコーキングが劣化している

塗膜の防水機能が低下すると、表面にコケやカビが発生することも。コケやカビには根があり、建材外壁の継ぎ目(目地)にあるコーキングが劣化していませんか? 年数が経ってコーキング剤が縮み隙間が空くとそこから水が侵入して、雨漏りや建材の劣化が進む原因になります。

サビ

サビ

鉄素材の付帯部分にサビが発生している場合も、塗り替えの目安になります。
また、雨漏りがある場合、外壁塗装、屋根塗装だけでは修繕ができません。そのため、既存の屋根に防水シートを被せ、その上から金属の屋根を葺く「カバー工法」などによるリフォームなどが有効です。
「壁塗さん」では、住まいの状況をしっかり調査させていただき、外壁・屋根の塗り替えだけでメンテナンスできるのか、外壁リフォームを要するのか診断させていただきます。
ご自宅の不安な箇所があれば、お気軽にご相談ください。

外壁塗装・外壁リフォームの流れ

  1. STEP
    01
    お問い合わせ・現地調査
    外壁塗装やリフォームをお考えでしたら、お気軽にお問い合わせください。まずはお客様のご都合に合わせて、住まいの状態を確認する「現地調査」に伺います。
    雨漏りなど、緊急の場合はお電話にてご連絡いただければ、できる限り早く伺うようにいたします。
  2. STEP
    02
    工事内容のご説明・ご契約
    外壁のお色や工事の流れをご説明します。壁塗さんでは、カラーシミュレーションで仕上がりのイメージをご確認いただけます。大切な住まいの外壁塗装やリフォームだからこそ、ご希望やご不明点は気兼ねなくおっしゃってください。
    着工前には、近隣住宅へ工事のご挨拶に伺い、工事内容のご説明とご協力のお願いをします。
  3. STEP
    03
    仮設足場・飛散防止シートの設置
    塗装工事前には足場を組み、工事中に安全で効率的な作業ができる環境にします。また、近隣の方々へ高圧洗浄や塗料飛散などでご迷惑をおかけしないように、飛散防止シートを設置。基本的には1日ほどで足場が組み上がります。
  4. STEP
    04
    高圧洗浄
    高圧洗浄機で長年の汚れや埃、コケなどをきれいに落としていきます。家庭用よりも高水圧の業務用を使用するので、水の勢いで窓が開いてしまうことがないよう、事前に鍵の確認をしてから作業に入ります。
    また、綺麗な状態にしてから改めて外壁の状態を確認します。場合によっては追加でシーリング補修などのご提案をすることもございます。
  5. STEP
    05
    養生
    塗料を長持ちさせるためには、高圧洗浄の水を完全に乾燥させる必要があります。水が乾くのを待つ間に、周囲の塗装を行わない部分や、塗料が付着させたくない部分をビニールとテープで覆います。
    この際、窓も養生を行いますので、開けておきたい窓がある場合は遠慮なくお申し出ください。
  6. STEP
    06
    下地処理
    塗装前に外壁のひび割れを補修したり、目地のコーキング工事をしたりします。そのほか付帯部の研磨をすることも。これらの下地処理は住まいの防水性を高めるために欠かせません。
    「壁塗さん」では、仕上がりを左右する下地処理に時間をかけ、丁寧に下地処理を行います。
  7. STEP
    07
    下塗り
    外壁の材料や下地に合わせて選定した塗装で下塗りをしていきます。接着剤の役割をする下塗りは、続く中塗り・上塗りの塗料の密着度が左右される工程。たっぷりと塗り込みます。
  8. STEP
    08
    中塗り・上塗り
    外壁に選んだ色の塗料をローラーで塗装していきます。雨樋や天井、鉄部、木部などの付帯部分も塗装します。「壁塗さん」では中塗りの後に行う上塗りを2回行い、全4回塗装で仕上げるので美しさに自信があります。
    中塗りと上塗りで塗装回数がわかるように色を変える業者もありますが、経年劣化で退色すると下塗りの色が透けてしまうことがあります。できれば中塗りと上塗りの塗料は同じ色にしましょう。
  9. STEP
    09
    付帯工事
    状況に応じて付帯工事を行います。お気軽に気になる箇所をお申し付けください。
  10. STEP
    10
    作業点検・足場解体
    塗装完了後には、塗り残しがないかなどの点検を行います。そのうえでお客様にもお立ちあいいただき、一緒に最終確認をして問題なければ工事完了です。
    足場を解体、周囲を清掃して作業前の状態に整えます。
  11. STEP
    11
    施工完了・アフターフォロー
    塗料メーカーの保証書を発行してお渡しし、当社独自の工事保証をご説明します。工事完了後は年に1回「見守りサービス」としてご自宅を訪問、定期点検も実施するアフターフォローも実施いたします。

3種類の塗装方法と仕上がりについて

塗装の塗り方には3種類あり、それぞれ仕上がりに違いがあります。

刷毛

刷毛

刷毛を使って塗料を塗る方法です。主に狭い面積の場所、細かな箇所の塗装に向きます。

ローラー塗装

ローラー塗装

ローラーを転がしながら塗料を塗る方法です。広さのある面を一気に塗装できるローラー塗装は、外壁の塗り替えでポピュラーな塗り方です。

吹き付け塗装

吹き付け塗装

スプレーガンで吹き付ける塗装方法で、立体感のある仕上がりになります。施工が早く費用を抑えられますが、飛散しやすく音も出るので住宅密集地ではあまり取り入れられません。
吹き付け塗装には、さらに3つの方法があります。

リシン仕上げ

上塗り塗料と一緒に小さな石を吹き付ける薄付きの仕上げ方法で、砂壁のような質感が出せます。和のテイストを取り入れたい方におすすめです。

スタッコ仕上げ

セメントや塗料、砂などを混ぜた塗装材をモルタル外壁などに吹き付け、表面に模様を付ける方法です。厚い塗膜の表面は凸凹していて、重量感が出せます。デザイン性が高く、耐用年数は約10年と長いのが特長。スプレーのほか、コテで塗るスタッコ仕上げもあります。
スタッコ仕上げは質感が良い一方、汚れやすいのでご注意ください。

吹き付けタイル仕上げ

下塗りをしたあと、中塗りで主材を吹き付けて厚みと立体感のある質感を出し、上塗りで仕上げる方法です。
また、新築の際に吹き付け塗装をした住まいでも、塗り替え時には基本的に刷毛塗装やローラー塗装が一般的。その際は、下地の吹き付け塗装がどれかによって、塗料の必要量が変わります。
吹き付けタイル仕上げを標準とした場合、リシン仕上げは1.2〜1.5倍、スタッコ仕上げだと1.5〜2倍の塗料が必要になります。このように、塗り替え時のことも踏まえたうえで、どの塗装方法にするか選びましょう。

外壁材(下地材)の種類

新築の際にはどんな外壁をお選びになりましたか? 外壁に使われている外壁材(下地材)を知ることで、ご自宅にあった塗り替えを検討できるはずです。ここでは、外壁塗装が可能な外壁材を解説します。

木造住宅のほとんどに使われる「サイディングボード」

木造住宅のほとんどに使われる「サイディングボード」

セメントや樹脂をパネル状にして貼り付ける外壁材のことです。工場生産されるサイディングボードは、安価で品質も安定しており、他の外壁材と比較して施工がしやすいのが特徴。そのため、多くの木造住宅で使用されています。
サイディングボード自体の耐用年数は20〜40年とされますが、10年おきに塗り替えをすることで住まいが傷みにくくなります。

サイディングボードの塗装は必要?今では70%の住宅がサイディングボードです。

軽量さと機能に優れた「金属スレート」

軽量さと機能に優れた「金属スレート」

トタンやアルミニウム、銅など金属でできた外壁材のことです。断熱性が高く耐震性に優れ、かつ軽量な特徴を持ちます。同じく金属でできたガルバリウム鋼板もありますが、どちらかというとサイディング材として分類されることが多い外壁材です。
耐用年数は10〜30年で10年おきの塗り替えを要しますが、銅板は50年以上の耐用年数を誇り、塗装も不要です。

現在では少なくなった「モルタル」

現在では少なくなった「モルタル」

セメントや砂、水を混ぜて作る、表面が平らな外壁材です。近年の新築住宅ではほとんど使われることがなくなりました。
ひび割れが生じやすく、その対策として弾性のある塗料を使います。30年以上の耐用年数があるとされますが、他の外壁材と同様、10年おきの塗り替えが必要です。

美しいがこまめなメンテナンスを要する「木材」

軽量さと機能に優れた「金属スレート」

木材の板を外壁材にしたもので、木目の模様が美しくデザイン性に優れた外壁材です。しかし、雨に弱くカビやコケが生えやすく、火気にも弱いうえ、天然木材を使うので価格も高くなります。耐用年数は20〜30年ですが、塗装の塗り替えは5〜10年と他の外壁材よりも短いので、こまめなメンテナンスが必要です。

風合いで住まいが美しく彩られる「ジョリパット」

軽量さと機能に優れた「金属スレート」

フランス生まれの塗装材「ジョリパット」は、塗料に砂などを混ぜたモルタル外壁用意匠塗装材です。機能やカラー、デザインが豊富なジョリパットは、混ぜる骨材の大きさや量によって趣がガラリと変わり、オリジナリティに満ちた外壁に仕上がります。
既存の外壁にも再塗装でき、耐久性が高いことから塗り替えなどメンテナンスの手間も省ける一方で、汚れが溜まりやすく職人によって仕上がりの美しさがまちまちといったデメリットもあります。
人体に有害な鉱物として知られる「アスベスト」(石綿)。実は2023年10月の法改正で解体等の工事がある場合、有資格者による事前調査が義務付けられることになりました。

2006年以前の建物を改修・解体する際は事前調査が義務付けられます

2006年にアスベストの製造や輸入、使用が全面的に禁止されました。現在は建材としての使用がなくなったものの、2006年以前の建物はアスベストが含有される恐れがあるため、改修や解体の際には作業関係者はもちろん、お住まいのお客様や近隣住民の皆様の健康を損ねないよう、規程が細かく定められています。
「建築物石綿含有建材調査者講習」を受講・修了証明書を取得した有資格者が調査者となることができます。
外壁リフォームなどで飛散防止対策を怠って作業に入ると、刑事罰が適用されることもあるので、事前の調査と改修・解体工事に行う対策が欠かせません。
外装塗装・リフォームを検討される方のうち、お住まいがアスベストの事前調査を必要とする場合は、必ず調査を受けるようにしてください。